バラエティー番組はほとんど見ません。ニュース番組はときどき見ますが、そのときは眉に唾をつけて見ています。
さて、「眉に唾をつける」という言葉を使いましたが、その意味をネットの故事ことわざ辞典で調べてみました。
「狐や狸に化かされないためには、眉に唾をつけると良いという俗言から、疑わしい物に騙されないために用心することをいう」とあります。
眉を使ったことわざは結構多いのですが以下にあげてみます。
@眉を落とす
A眉を曇らす
B眉をひそめる
C眉を開く
D眉を読む
電子辞書のデジタル大辞泉で調べるとそれぞれ次のように出ています。
@:結婚して眉毛をそり落とす。転じて、結婚して妻になる。
A:心配事や不快な思いのために、顔をしかめる。
B:心配なことがあったり、また、他人の嫌な行為に不快を感じて顔をしかめる。
C:心配事がなくなって、晴れやかな顔になる。
D:顔の表情から、人の心を推しはかる。
Dの「眉を読む」が今の時代を映しているようで、とても面白いです。周りの全員がマスクをしていて、人前に出ているのは眉と目しかありません。今はお互いに眉を読むしかありません。コロナが終わるころには、私たちはそれぞれが「眉読みの達人」になっているかもしれません。