こんにちは。
中の町教室 仲井間です。
今回は少し勉強から外れて海外に行くことについてお話を。
最近生徒らと話をしていて多いのが海外に行ってみたいという生徒です。
比率が以前に比べて高くなってきているように感じます。
そして英米関係の学科を配する高校を目指す生徒も少なくありません。最近では韓国、中国も若い方の興味として人気がありますね。
もちろん全く興味がない生徒もいます笑。それはそれで貴重なんです。
私の意見では数日程度の旅行でもいいので海外に足を運ぶのはとてもいいことなのではないかと思っています。
日本では好きなときに好きな場所で好きな人といやすい環境ですが、、染まりすぎると自身のステップアップが少し難しくなってくるなと感じたりします。自国ほど居心地のいい場所ないですね。ましてやふるさとならなおさらです。
海外に行くとなると楽しく過ごしていく上で安全に過ごしていく上で少し工夫をしなければならなくなるので、いろいろなことを見つめるきっかけにもなると考えます。
すこし私の海外経験の話をさせていただきます。
私自身、小学生のころは両親にたびたび海外に連れていってもらいました。
香港、カナダ、ニューヨーク、フランス、イタリア、イギリス。
両親はおそらく私含む子供たちにいろいろ見せたかったんだと思いますが、、あまり覚えていません笑
中学生のころはホームステイに半ば無理やり行かされた感があり、、(貴重な夏休みが2回もなくなったという思いが当時はありました笑)あまり良い記憶がないです。
母はとにかく「洋」が一番主義。
映画も必ず洋画ですし、黒人さんたちが発売日を待ち焦がれて店頭で買うようなCDを発売日にまとめ買いして私含む子供たちに聞きなさいとたびたび手渡すような少し変わったひとでして。。。笑
沖縄市で育ったのもあり、スケボーをしたり音楽をたくさん聞いたり、アメリカ文化が身近で当たり前のものとして私は育ちました。
アメリカ文化にずっと浸りながらも、、このままだと西洋かぶれにしかならないという思いで、自主的に高校生の時にアメリカのコロラド州デンバーという場所に1年留学しました。
デンバーは山脈が連なり、夏はからっとしていますが、冬は極寒です(毎日ホームレスの方が亡くなっているくらいです。私もバスを逃して死にかけました笑)
音楽アーティストのツアー開催地にもなるので都市と田舎がバランスよく混ざった過ごしやすい場所です。
留学当初、、
期待と不安のなか、、アメリカ人は社交的だからどうにかなる、、と思っていた始業式で誰も話しかけてくれませんでした。
私は髪型をアフロにしていたにも関わらずです笑(当時、黒人さんになりたくてなりたくて、日焼けから格好からなんでもできることはしました笑)。。。
彼らも、なんだこのアジア人、、といった目で見てはくるのですが話しかけてくれない。。
どこのクラスに行けばいいのか、なにをしたらいいのか全く教えてもらえず。。
周りに日本人は一人もいません。
もちろん私は英語をそのとき全く話せません。
極端なほどシャイで自信がない自分。
留学生として学校側に優しく出迎えてもらえるだろうと思っていたのが大きな間違いでした。
もし日本であれば無かったであろう行き場の無い完全な孤立。。。
体育館に残った最後の学生グループに勇気を振り絞って辞書を使って聞きました。
何と言ったかは忘れましたが、、背丈がしっかりある彼らから見下ろされながらの緊張感、めまい感笑、ぎこちなさは忘れません。
結局、、自分の弱い部分を一歩超えないていかないとここでは生きていけない。
恥ずかしいなんてことを頭が考えるんですが、、生きていたいという本能が体を動かす瞬間でした。
それがきっかけでアメリカ生活はとても楽しいものになり、自信もなく、極端にシャイだった私が日本でも海外でも街中にいる人に時間を聞いたり適当に話しかけるくらいどうってことなくなりました。(今はまた沖縄生活が長くシャイといえばシャイくらいになっています笑)
そのあと成人してからもニューヨークに一カ月半ほど滞在したり(音楽が好きなので、とにかくそのためです笑)、スペインに妹と行ったり(妹は私の英語スキルの5倍は格上。スペイン語も日常生活では困らないやつです笑)、最近でも台湾に行きました。
やはり興味を持って海外にいったときは常に文化の違いや自身の弱さ、多くのことを考えさせられたりします。
日本、沖縄にいるときと神経の使い方が異なる気がします。
居心地の良さは日本にはどこも敵わないかもしれない。
でも、隠れている自分の性格に気付いたりするきっかけにもなるかもしれないと思っています。
とにかく海外では試される場面が多い。
食べたいものがあったら中に入る、指さしでもいいのでコミュニケーションをとる。
それができるかできないか。
できなければコンビニでごはんを買うしかないんです。
どんなにたくさん英単語を知っていても、、店に入っていく勇気を出さなければ進展がなにもない。
道に迷っていたら聞かなければならない(ただ、スペインは尋ねた場所を知らないのに道を案内する人がたびたびいます笑)。危ないことがあったら状況把握しながら行動に移さなければならない(気をつけていても危ないようなことが目の前で起きたり、被害を受けたりします)
結局ほしいものは自身が進んでやっていかないと手に入りにくいということを実感しますね。
それで日本に帰ってきたら言語が通じ合える喜びや、海外で勇気をだせた経験が生かせるのかなと思ったりします。
ぜひ、いまの学生にそれを少しずつ経験して、夢を取りに行くための練習に役立ててほしい。
海外はハングリーな方が多いです(私はそれが基本的にないので、、たびたび刺激を受けるための手段が海外といったところです笑)。
いろいろなことに必要なことは実は勇気だけだったりします。
環境が整い次第勇気を振り絞るのはいかがでしょうか?
ちなみに私は今ジャマイカ、韓国に行ってみたいなと考えています笑。
生徒にはたびたびこんなお話をしながら一緒に勉強しております。
一旦の勉強だけでなく、いろいろなことを本、家庭、学校の話だけでなく、自身で経験し目標に進んでほしいという思いがあります。
私も生徒に負けないようにがんばってまいります!!
スタディ中の町教室(仲井間)
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